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シェードカーテンとはどんな種類のカーテン?
みなさんは「シェードカーテン」という窓掛けをご存知でしょうか。
「知り合いにシェードカーテンをおすすめされたけど、一体どんなカーテンですか?」
こんな質問を受けたことがありますが、実はシェードカーテンはカーテンの種類ではありません。
シェードカーテン(ローマンカーテン)はカーテンと同じく窓掛けの一つで、ブラインドのような機械を使って、水平に布をたたみながら上下させるものです。
カーテンとは違い、窓際がスッキリして見える点がおすすめで、主に縦長の小窓などにおすすめされることが多かったのですが、最近は大きな窓にも使われることが増えてきました。
シェードカーテンにはどんなものがあるのか。
また、おすすめポイントやおすすめの使い方にはどんなものがあるのか。
ここでその種類とおすすめをご紹介します。
シェードカーテンの種類とおすすめのポイント
シェードカーテンはまず、その布の上げ方によって分けられます。
◆プレーンシェードカーテン
プレーンシェードカーテンは最も基本的なもので、水平に布をたたみあげます。
ヒダの重なりが自然でやわらかく、ナチュラルな味わいが楽しめるのがおすすめポイントです。
◆ シャープシェードカーテン
シャープシェードカーテンは生地の裏側に水平なバーを縫いこみ、これによりシャープできれいなひだを作ることができます。
薄い生地だと裏からバーが透けて見えてしまいますが、それを含めスタイリッシュな空間にはおすすめです。
◆ バルーンシェードカーテン
バルーンシェードカーテンは布を上げるときに丸みをもたせたもので、ゆったりとエレガントな空間を作り出すことができるという点でおすすめです。
この特徴を活かすため、レースなど薄手で柔らかい生地を使うのがおすすめです。
◆ ピーコックスタイル・ムーススタイル シェードカーテン
その他にも、バルーンの形によってピーコックスタイル、ムーススタイルなどやシェードカーテン全体にひだがあるオーストリアンスタイルという種類もあります。
◆ シングルシェードカーテン・ダブルシェードカーテン
シングルシェードカーテン
ダブルシェードカーテン
また、布を昇降させる機械やその仕組みによっても種類が分けられます。
昇降の機械にもカーテンレールと同じように、1台で1枚の昇降をするシングルシェードカーテンと、1台で2枚の昇降ができるダブルシェードカーテンの2種類があります。
ダブルシェードカーテンであれば、内側にレース、外側にドレープの生地をつけることができるので、カーテンのように楽しみたい方におすすめです。
◆ コード式・ドラム式シェードのカーテン
機械の仕組みにも、コードを引くと直接布が上がるコード式と、チェーンを引くとギアを経由してから布が上がるドラム式の2種類があります。
ドラム式はコード式より軽い力で布を上げることができるため、小窓にはコード式がおすすめ、大きなサイズにはドラム式がおすすめです。
カーテンよりシェードカーテンをおすすめする3つのポイント
さて、このように色々な種類のあるシェードカーテンですが、カーテンと比較してどちらがおすすめなのでしょうか。
ここでは、シェードカーテンのおすすめポイントを3つご紹介します。
1つ目のおすすめポイントは「見た目がすっきりする」という点です。
これはシェードカーテンの一番の特徴でもあり、カーテンのように左右に布をよせないため、窓まわりがスッキリして見えるのでおすすめです。
特に縦長の小窓ではカーテンだと邪魔になりやすく、シェードカーテンの使用がよりおすすめとなります。
また、窓の前や左右に家具などを置いても障害物にならず、部屋を広く使えるという点でもおすすめです。
2つ目のおすすめポイントは「高さの調整ができる」という点です。
カーテンであれば開けるか閉めるかの2種類ですが、シェードカーテンは高さを調整することで日避けや目隠しをしながら、下から光や風を通すことができます。
そのため、強い西日などが入る窓などにもおすすめです。
3つ目のおすすめポイントは「布を楽しめる」という点です。
同じような仕組みであるロールスクリーンでは、遮光性を高める加工をした布を使いますが、シェードカーテンではカーテンに使う布をそのまま使うため、布の風合いを楽しむのにおすすめです。
また、カーテンのようにひだがないため、柄自体を楽しみたい場合にもおすすめです。
その場合のおすすめスタイルとして、シェードカーテンを全てたたまずに少し下げておくことで布を楽しむことができます。
では、シェードカーテンはおすすめポイントだけなのかといえば、もちろんデメリットもあります。
1つ目はお値段が高めであること。
ただし、これは布の他に昇降の機械が必要なためで、カーテンに比べてひだがない分、生地の値段は安くなります。
そのため、カーテンでは割高になってしまう高級な生地を、シェードカーテンで楽しむというやり方もおすすめです。
2つ目はベランダに出るような場合に手間がかかること。
閉めたままでも通れるカーテンと違って、シェードカーテンは昇降しなければなりませんので、設置する場所を考える必要があります。
このようなデメリットもありますが、ライフスタイルにあわせることでカーテンにはないメリットが楽しめることがシェードカーテンのおすすめポイントです。
シェードカーテンのおすすめスタイル
シェードカーテンではさまざまなスタイルを、お部屋の雰囲気によって組み合わせることができます。
どんなおすすめなスタイルがあるのか気になるという方へ、いくつかご紹介いたします。
シングルシェードカーテンで1種類の布地をシンプルに楽しむのもおすすめですし、ダブルシェードカーテンを使うことで、手前のドレープをシャープシェードカーテン、奥のレースをプレーンシェードカーテンにする、など種類を組み合わせるのもおすすめです。
窓によりシェードカーテンの種類を変えることで、動きのあるインテリアになります。
また、カーテンとの組み合わせも自由自在です。
シェードカーテンはカーテンと同じ種類の生地を使うことができますので、統一性を持たせることができます。
出入りが多い掃き出し窓にはカーテンを、同じ部屋の腰窓には同じ種類の生地を使ったシェードカーテンを使う、といった種類のレイアウトもおすすめです。
また、1つの窓にシェードカーテンとカーテンをかけるといったコーディネートもおすすめ。
組み合わせで様々に楽しめます。
小さな窓には、シェードカーテンとカフェカーテンなどの組み合わせもおすすめです。
シェードカーテン取り付けとお手入れについて
さて、実際にシェードカーテンを使う際には、どのような作業が必要になるのでしょうか。
まず、シェードカーテンを窓に取り付ける必要がありますが、これには2種類の方法があります。
また、既に機能レールがある種類の窓の場合、それを利用して取り付けることができるため正面付けがおすすめです。
機能レールへの取り付けはできなくはないですが、シェードの器具には重さがあり、機能レールの強度の問題で、安全面を考えると、機能レールを利用してのシェードの取り付けはおすすめしていません。
ただし、装飾レールには取り付けができないため、注意が必要です。
天付けは窓枠の中に一回り小さな種類のシェードカーテンを取り付ける方法で、本体が窓枠に収まるためすっきりし、また布を下ろしているときに外からの冷気などが入りにくくなります。
開口部分が狭くなる欠点はありますが、窓の周りに家具があるときなどにおすすめです。
このように取り付けたシェードカーテンも、カーテンと同じく長期間使っていると汚れてしまいます。
普段のお手入れとして、埃を払ったり掃除機で吸い込むのがおすすめです。
特にバルーンシェードカーテンなど、ひだのある種類はそこに埃がたまりやすくなります。
また、定期的に布を洗濯するのもおすすめです。
布はマジックテープで取り付けているだけなので、簡単に取り外すことができます。
ウォッシャブル生地など洗濯できるものであればそのまま洗濯し、洗濯できないものはクリーニングなどに出しましょう。
シェードカーテンは洗濯しづらい…という種類の話がよく聞かれますが、実際にはそんなことはありません。
メンテナンスをすることで、長く綺麗にシェードカーテンを楽しむことができます。
ライフスタイルにあわせてシェードカーテンを活用しよう
シェードカーテンの種類とおすすめポイント、使い方などをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
カーテンにはないおすすめポイントも多く、インテリアをより楽しくできるシェードカーテン。
それぞれのライフスタイルにあわせて、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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