リビングのカーテンコーディネートのコツ
家族団らんの場所であるリビング。
リビングには光を取り入れる大きな窓があることが多く、カーテンがインテリアにとって重要なアイテムです。
リビングのカーテンはお部屋の中でもぱっと目に入りやすく色柄にこだわるのはもちろん、窓から入る光の調節も必要となります。
また、多くのご家庭において、リビングがお客様をお迎えする客間を兼ねているはず。
そのため、カーテンは家族にとっても、お客様にとっても心地よいものである必要があります。
ここでは、そんな大切なリビング空間のカーテンコーディネートについてご紹介します。
リビングのカーテンコーディネートのコツ
カーテンはお部屋の中でも大きな面積を占めるため、インテリアのイメージを印象づける役割があります。
赤色のように印象的な色のカーテンを使えば、ぱっと目を引くインテリアの主役に。
ベージュやアイボリーのようなベーシックカラーのカーテンを使えば、落ち着きのあるナチュラルなお部屋に。
けれども、リビングのカーテンをコーディネートするポイントはそれだけではありません。
以下に、リビングにおけるコーディネートのポイントを4点ご紹介します。
家族が落ち着ける色柄を選ぶ
まずリビングで重要なのは家族が落ち着ける色柄であるかどうかです。
家族団らんの空間となるリビングですので、赤色のような派手な色やうるさすぎる柄などは避けたほうが無難でしょう。
特に原色に近い赤や黄色のような警告色は人間の神経を興奮させる色であるため、リラックスできなくなってしまいます。
そのため、リビングのカーテンには不向きなのです。
また、ブラックのような重すぎる色のカーテンもリビング向きではありませんので注意が必要です。
リビングにおいては特に、次のような色のカーテンがおすすめです。
・アイボリーやベージュのようなナチュラルカラー
・グリーンやブラウンといったアースカラー
・ベールオレンジやイエローといったビタミンカラー
・おしゃれなグレイッシュカラー
この中から、リビングのインテリアや印象づけたいカラーリングに合わせて、お好みのカーテンコーディネートをしてみましょう。
また、運気を呼び込む環境を作る「風水」では、リビングには明るい色のカーテンを使うことでよい運気を呼びこむとされています。色や柄に迷った場合はこういったものを参考にしてみるのもおすすめです。
部屋を広く見せる色を使うのもポイント
皆さんは、カーテンの色によってお部屋の大きさが、変わって見えることをご存知でしょうか?
これは壁の色味などによる目の錯覚を利用したもの。
簡単に間取りは変えられませんが、カーテンによってリビングの印象を大きく変えることができます。
例えば、ベージュやアイボリーのような壁の色に近いカーテンは奥行きがあるように感じられ、これによってリビングを広くすっきりと見せることができます。
これはリビングがあまり広くない場合に役立つカーテンのテクニックです。
逆に濃色のカーテンは窓辺を際立たせることによって、お部屋を狭く感じさせる効果があります。
比較的広いリビングや、天井の高いリビングなどは、濃色のカーテンで窓際にアクセントを置くことによってリビング全体が引き締まったメリハリのあるインテリアになるのでおすすめです。
遮光や遮熱などの機能性も考えて
リビングのカーテンにおいては機能性も非常に重要です。
他の部屋にはないリビングの特徴として、窓が大きいこと、そして人の集まる部屋であることが挙げられます。
特に窓が大きくとられているため、リビングは日光や外気温の影響を受けやすい部屋です。
南向きの部屋や西向きの部屋においてはリビングに入る日差しが強すぎることも少なくありません。
そのような場合は遮光カーテンをリビングのカーテンとしてチョイスしましょう。
遮光性のあるカーテンは強い日差しをしっかりとカットし、リビングを過ごしやすくしてくれます。
また、遮光カーテンが夏の強い日差しをカットすることでリビングが温まりにくくなり、冷房効果のアップや省エネにつなげることができるという効果も期待できます。
さらにリビングのような大きな窓の場合は夜、内部からの光によって窓際に人影が映ってしまうことがあります。
遮光カーテンであればその心配がなく、プライバシー保護に役立つことも魅力です。
また、遮光裏地付きのような遮熱カーテンをリビングで利用するのもオススメです。
夏に屋外から入る熱の約73%、冬に屋外へ出ていく熱の約58%が窓からと言われており、特に窓の大きいリビングでは外気温からの影響が大きくなります。
カーテンの表生地に遮光生地を縫い付けた「遮光裏地付き二重カーテン」は空気の層ができるため、窓を通じた屋外との熱の行き来をシャットアウトし、快適な温度を保つのに貢献してくれるのもうれしいポイント。
また、遮光生地にアクリルコーティングを用いた生地も、空気の行き来を遮断するため、高い遮熱性を発揮します。
さらに夏の日中などドレープカーテンを閉じられない時にぴったりなのが遮熱レースカーテンです。
これは太陽熱の要因である赤外線を反射することで、部屋が暖まり過ぎるのを防ぐレースカーテンとなっています。
光を通しながら遮熱ができるため、日中でも人のいるリビングの冷房効率をアップして電気代の節約になってくれます。
人の集まるリビングでは冷暖房を使うことが多いため、これらの遮熱カーテンで賢く省エネを行いましょう。
最後に隣の家などと窓が近いリビングの場合はミラーレースカーテンがぴったりです。
間取りによっては隣の家の窓や通りにリビングの窓が面してしまい、部屋の中を覗かれそうで困る、プライバシーが心配、ということも少なくありません。
ドレープカーテンを閉じれば部屋の中を見ることはできませんが、人のいるリビングであれば日中は光を取り込みたいものです。
ミラーレースカーテンは可視光を反射するミラー効果により、部屋の中が見えにくくなるレースカーテンのこと。
そのため、リビングのレースカーテンにミラーレースを利用することで日中のプライバシーを保護することが出来ます。
このように、リビングの特徴に合わせて機能性カーテンを使うことで、過ごしやすいリビングにコーディネートしましょう。
お部屋に明るく見せたいなら
さて、機能性のある遮光カーテンについて前述しましたが、リビングは明るい空間にしたいもの。
特にナチュラルインテリアのようなお部屋では自然な日光を取り込みたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そのような場合は遮光性のないドレープカーテンを利用するのが効果的です。
これらのカーテンであれば、ドレープカーテンを軽く閉じていても自然な日光が生地を通して入り込み、リビングに程よい明るさを感じさせてくれます。
通常のドレープカーテンはもちろん、インテリアに合わせた天然素材生地のドレープカーテンもおしゃれでオススメ。
また、遮光カーテンのように日差しを遮るのは困るけれど紫外線や外からの視線は防ぎたい、という場合は、UVカットやミラーレースのような機能性レースカーテンをリビングのカーテンに合わせましょう。
リビングをおしゃれに見せるカーテン
さて、ご覧の皆様の中には「機能性よりもインテリアを重視したい」「リビングをおしゃれにするカーテンがほしい」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、リビングに似合うおしゃれなカーテンの選び方をご紹介いたします。
カーテンの色柄の選び方
リビングを彩るおしゃれなカーテンを選ぶためには、まずインテリアとの色柄バランスを見ることが一番重要です。
カーテンは部屋の大部分を占めるアイテムのため、最初に「好きな色」などで選んでしまうとバランスを取るのが大変になってしまいます。
お部屋の中が全部同じカラーリングでメリハリがなくなってしまうことも……。
それを避けるためにはリビングのインテリアとバランスの取れる色柄のカーテンを選ぶ事が重要です。
インテリアのカラーバランスには「ベースカラー(床・壁)」「メインカラー(家具・カーテン)」「アクセントカラー(クッション・小物)」の3つがあり、それぞれ70~75%、20~25%、5%程度の割合であればまとまりのあるおしゃれなインテリアに仕上がります。
カーテンはメインカラー、もしくはベースカラーにあたるため、家具や壁の色とバランスを取ることが重要です。
また、カーテンの柄とインテリアのアクセントカラーをあわせることで、まとまりのあるカラーのインテリアになりやすくなります。
リビングをおしゃれな空間にするためには、このようにカーテンの色柄をバランスよく選ぶことが必要となります。
リビングのタイプとカーテンの選び方
リビングと一言で言っても、それぞれのお家によって様々なタイプがあります。
通常のマンションでよく使われている洋室のリビングから、木のぬくもりを生かしたリビング、畳を使った和モダンな印象のリビングまで。
それぞれのリビングのタイプに合わせたカーテンを選ぶことで、お部屋にしっくりと馴染むおしゃれなインテリアとなります。
洋室のリビング
洋風のリビングでは、白、またはアイボリーの壁紙が一般的です。
そのため、ベーシックカラーであるアイボリーやベージュのカーテンは部屋馴染みが良く落ち着いた雰囲気になります。
使いやすいナチュラルテイストのカーテンはもちろん、北欧風モダンのようなモダンデザインのカーテンもおしゃれな雰囲気です。重厚感のあるブラウン系の家具を置いたリビングには、シックなダマスク柄のカーテンなども相性良く使えます。
グレイッシュカラーのような無地ドレープカーテンを利用して、シンプルにまとめたリビングもおしゃれです。
木のぬくもりを生かしたリビング
フローリングや木の柱など、木のぬくもりを生かしたリビングには特にナチュラルテイストのカーテンがおすすめ。
ボタニカル柄のようなナチュラル風の色柄のカーテンはもちろん、麻や綿といった天然素材を使ったカーテンなど素材感を活かしたカーテンもぴったりです。
和室・和モダンなリビング
昨今の住宅では和室がリビングであることはあまり多くはありませんが、通常の洋室に畳のパネルなどを利用することで和のテイストを取り入れた、和モダンなリビングも登場しています。
和室といえば障子というイメージですが、カーテンを利用することで和洋折衷なおしゃれなインテリアに仕上げることが可能です。
和風なインテリアは木や畳などのナチュラル感と、落ち着いた雰囲気を活かしたものがメイン。
そのため、合わせるカーテンはグリーンやベージュ、ブラウンのようなアースカラーがおすすめとなっています。
天然素材を使った生地のカーテンとも相性抜群。無地調だけでなく、モダンでおしゃれな雰囲気を感じさせる幾何柄などもおしゃれにコーディネートができます。
ワンルームのリビング
一人暮らし用のワンルームにおいても、おしゃれにカーテンをコーディネートすることでインテリアの印象が大きく変わります。
ワンルームのカーテンを考える上で重要なのは、寝室とリビングと私室を兼ね備えていること。
そのため、リビングよりも私室に近い雰囲気のカーテンがインテリアとよくマッチします。
女性であれば花柄のような華やかなモチーフをチョイスするのも良いのではないでしょうか。
逆に男性であれば、シックなブルーやネイビーといった落ち着いた色合いのカーテンがリビング全体をクールな大人の雰囲気に仕上げてくれます。
ただし濃色のカーテンはお部屋を狭く感じさせる効果もあるため、注意が必要です。
風水でおしゃれなインテリアをコーディネート
また、リビングのカーテンについて色やモチーフに悩んだ時は、「風水」を参考にするのもオススメの方法です。
風水は運気を呼び込む環境学のこと。風水において、カーテンは良い気を室内にとどめて、逆に悪い気を外に出す働きがあるといわれています。
家族が集まるリビングは風水でも特に重要な部屋。
このようなリビングの運気を高めるのは「明るくて軽やかな色柄」とされているため、風水的にはシックな色合いよりも明るい雰囲気の色柄を選ぶことになります。
また、「柔らかい光を感じられる優しい風合いの素材」も適しているとされており、非遮光カーテンや天然素材を使ったカーテンなども風水的にはおすすめです。
詳しくはこちらの記事を御覧ください
リビングのカーテンコーディネート10選
では、具体的にリビングにぴったりなおしゃれなカーテンコーディネート10選をご紹介いたします。
是非お気に入りのリビングコーディネートを探してみてください。
コーディネート1
優しいカラーが魅力の大きな花柄ジャガード織の裏地付き3級遮光カーテン パラメ
主張しすぎない花柄と、リラックス出来る落ち着いた色合いがリビングにぴったりな一枚です。
花びらの陰影に入れられた光沢糸がさりげないワンポイント。立体感のある花々となっています。
シルエット風の花モチーフは女性らしさを強調せず、グレイッシュなグレーがシックな大人のリビングを演出するデザインです。
遮光裏地付きの二重カーテンのため、遮光性と遮熱・遮音性を兼ね備えています。リビングの窓に必要な機能性を備えたドレープカーテンです。
コーディネート2
ダイナミックな木立柄のプリントカーテン。
おしゃれな配色で北欧インテリアやナチュラルインテリアにもおすすめです。
インパクトのある大きな木立柄でこれ1枚でお部屋がおしゃれになります。
1級遮光の為、しっかりと光を遮り、室内からの光漏れも防ぐのでプライバシーの保護や防犯対策も安心です。
コーディネート3
リネン100%の天然素材を使ったドレープカーテンは、ナチュラルインテリアのリビングにぴったり。
くったりと優しい素材感がリビングに優しい雰囲気を与えてくれます。木のぬくもりを活かしたインテリアとも相性抜群。
アイボリー系の「ナチュラル」は無地調のため使いやすさも抜群。リビングのインテリアコーディネートを邪魔しません。
非遮光生地のため、天然素材の生地を通して優しい光をお部屋に採り入れることができる点も魅力の一つです。
レースカーテンにも天然素材生地のアイテムを用いることで、リビングのインテリアが更に引き立ちます。
コーディネート4
混コットンの天然素材風生地を使用することでナチュラル感をプラスした、シンプルモダンなボーダー柄のドレープカーテンです。
太さの違うボーダーが飽きのこないスッキリとしたデザインで、スタイリッシュな大人のリビングを演出します。
天然素材の優しい風合いと温かみのある色合いがナチュラルモダンなインテリアにおすすめ。
非遮光生地のため、生地を透かして自然な光が取り入れられ、明るい印象のリビングになります。
コーディネート5
小紋柄を織り込んだ生地に、のびやかなつると花柄を重ねて描きました。
温かみと落ち着きを兼ね備えたエレガントスタイルのデザインは、上品で高級感のあるリビングにぴったりです。
アンティーク家具やクラシカルなモチーフなどとも相性抜群。グレイッシュなベージュが部屋馴染みもよく、しっくりと落ち着いた空間に仕上げてくれます。
遮光性はないため自然な光がリビングを明るくしてくれます。また、防炎カーテンのため万一のときも安心。高層マンションなどのリビングのカーテンとしておすすめです。
コーディネート6
シックなダークブルーの生地と光沢のある更紗柄がマッチした、どこかエキゾチックな魅力のあるドレープカーテンです。
落ち着きのある大人のリビングを演出。洗練されたラグジュアリーさがあり、リビングを上質で高級感のある空間にしてくれます。
アジアンテイストやモダンテイストといったおしゃれなインテリアと相性がよく、30代の方や二人暮らしのDINKsの方のリビングにおすすめです。
もし火事になっても燃え広がりにくい防炎カーテンのため、高層階のお宅のカーテンにも。
コーディネート7
清潔感のあるホワイトの生地がリビングにすっきりとした印象を与えてくれます。
見る人の目をパッと引き、リビングのインテリアを印象づけるドレープです。
重なるサークル柄をジャガード織で表現しており、うっすらと浮かび上がるサークルがシンプルでありながらさりげない存在感のあるカーテンです。
白生地ながら完全遮光1級のため窓からの強い日差しを遮り、更に防音・遮熱性も併せ持つ高機能カーテンです。
コーディネート8
ジャガード織のつる柄とピンクのバラ柄プリントを重ねた、美しいドレープカーテンです。
女性らしいデザインながら、甘くなりすぎないアイボリー生地がリビングにも使いやすくしてくれます。
細やかなバラの花が美しく上品で、重ねられた図柄が高級感を感じさせます。
ワンランク上のナチュラルインテリアにおすすめの一枚です。
また、遮光裏地付きの二重カーテンのため、リビングの窓にうれしい遮光性と遮熱・遮音性を兼ね備えています。
コーディネート9
クラシカルカーテンに定番のつた柄デザインは、飽きが来ないリビングにぴったりのデザイン。
優しいベージュの色合いは合わせやすく、モダンにもクラシカルにもエレガントにもコーディネートが可能です。
アンティークや重厚感のある家具などのシックなインテリアだけでなく、モダンアジアン風のインテリアにも合わせられるつた柄です。
遮光性や遮熱・遮音性といったリビングのカーテンに嬉しい機能を備えた、遮光裏地付きの二重カーテンとなっています。
コーディネート10
綿100% のやさしい風合いと遮光率100% を兼ね備えた完全1級遮光カーテン アーリー
細いシンプルなストライプがリビングにスッキリとした印象を与えてくれるおしゃれなデザインです。
綿100%の天然素材生地はナチュラル感があり、シンプルながら固すぎない印象を与えてくれます。
合わせやすいデザインはリビングにぴったり。ナチュラルインテリアやカジュアルインテリアなどとも相性良く使うことができます。
天然素材生地ながら、完全遮光1級加工のため窓からの強い日差しをほとんど遮り、更に防音・遮熱性も併せ持つ高機能カーテンです。
このように、リビングのカーテンをおしゃれにコーディネートするポイントや、コーディネート例をご紹介いたしました。
お客様も訪れるリビングは、リビングは家族みんなが集う場所。
これらのコーディネート例を参考に、みんなで意見を出し合いながら、それぞれの家にぴったりなリビングのカーテンを選んでみてはいかがでしょうか。
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